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ランスシリーズをそこそこプレイしたのでシリーズ一通り解説する①

 エロゲのビッグタイトル「ランスシリーズ」を結構プレイしてきて感想書けるくらいにはなったのでここでガッツリ宣伝(MSRMZNM)していこうかなと思います。

 

 DMMの遊び放題(月額2980円)のプランで01、03、5D、6、戦国、クエスト、9まで遊べて僕はそれで一通りやりました。2か月ほどかかったので6000円で遊べて満足ですが、戦国だけは何度もやりたくなるのでこれは買ってもいいかも(廉価版が2600円ほど)。ちなみに1~4、4.1、4.2、鬼畜王はフリーソフトとして配布されている。特に鬼畜王は発売してから絶版になるまでずっと売上ランキング上位に載り続けた作品なのでだいぶ太っ腹。とはいえめちゃめちゃ古いのでリメイク出てる1~3はそっちをやったほうがよさそう。

 

 

ランス01~光を求めて~

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 ランスシリーズの最初の作品ランス1(1989)のリメイク版。流石に1は古すぎた...。

 リメイク版は2013年のゲームなのでかなり画質が良くてそのあたりは全然気にならなかった。

 

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がはははは!俺の名はランス!その道じゃ名の知れた冒険者だ!

そんな俺様だが、今回は昔馴染のキースギルドからの仕事を受けてやることにした。
なんでもリーザスの女学園で人さらいがあったらしく、さらわれた子は貴族の娘で名前はヒカリというらしい。
報酬もいいがヒカリちゃんの容姿もなかなかの上玉と来たもんだ。こりゃあうまくいけば二重の意味でおいしい仕事だぜ。

そういうわけで俺はこのヒカリちゃん探しの依頼を受けて、先に俺の奴隷である魔法使いのシィルを女学園に潜入させた。
シィルを潜入させて3週間、さぁてそろそろ情報は集まったか?

こうして俺はリーザスの城下町へと向かうのだった。

  よくある田舎の家を出て相棒をみつけて~といった展開はなく、いきなりランスと相棒のシィルがいる状態から始まる。ランスシリーズの冒頭は導入部分をあらすじで説明するため若干唐突気味なのが基本だが、慣れればそんなに気にならなくなりむしろテンポの良さを評価したくなる。

 

 第一作だけあって規模はそこまで大きくない。大陸随一の豊かさを誇るリーザス王国の王都が舞台。あらすじ通り人探しをベースに盗賊退治といった小さい話が続き、先に後ろのほうのナンバーをやると正直物足りなさがあるが、01からやる分には気にならないはず。

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(このへっぽこ忍者がラスボスポジションの時点でお察し。守護獣がRaccAttackだがなんだこれ...?) 

 

 

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  マップは5枚のパネルから真ん中・右・左のいずれかを選んで進んでいく。5枚あるのでうまく右や左に進んでいかないと目的のパネルに触れられなかったり、伏せたパネルに罠が仕掛けられてあったりと初見では突破しにくい。しかし正解の道が覚えやすいので2、3回も同じマップを通れば罠にかからずスムーズに進められる。

 

 戦闘システムは武器チップや盾チップを使って相手にダメージを与えたり攻撃を防いだりする。強いチップにはクールタイムが設けられており、できる限りクールタイムの短く攻撃力や防御力の高いチップを使うのが基本。

 

 ランスシリーズなのでしっかりレベルシステムがあるが、戦闘面に関与してくるのは左上にある体力値くらいで攻撃力防御力はチップ依存。シンプルゆえひじょーに簡単。RTAなんかは結構やりやすそう。

 

評価:★★☆☆☆

 ゲームシステムは単純でわかりやすい。プレイにかかる時間も10時間あれば全クリできるくらいには短いし、周回要素も図鑑埋めくらいで特にないので単純ゆえ飽きるといったことも特にない。ただ致命的なのが終始ランス一人でプレイしなきゃいけない点終盤になって加入するシィルがまさかのチップ扱いで、登場人物が豊富なこのゲームでキャラが一人しか動かせないのはかなりつらかった。

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(シィルチップ。いつ加入するかわくわくしてたのにめっちゃ萎えた。)

 

 とはいえ人探しがテーマなのでいろんな人に事情聴取して物語を進めていくのは結構楽しい。エロゲ―ならではのHCG回収も条件があるものが多く、単純にストーリーを進めるだけじゃ3割くらいしか回収できないのでそういったヒントを探すのも面白かった。あとリメイク版オリジナル(といってもこっちが正史扱い)で出てくるパルプテンクス・フランダースちゃんがとにかくエロい。めっちゃ抜けるCGなのでオヌヌメ

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(んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんh)

 

 ぶっちゃけやんなくてもこの話のあらすじって3行あればまとめられるくらいにはしょぼいので続編から始めても全く問題ないのだが、仮にもシリーズの第一作なわけであって重要キャラもしっかり出てくるのでやらないよりはやるべき。

 

 

ランス02~反逆の少女たち~

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 同じくランス2(1990)のリメイク版。ただしこちらはアリス2010というアリスソフト(ランスシリーズ作った会社)のエロゲのバラエティパックの中の一つに収録されているゲームでもう売ってない。入手するには中古でアリス2010を買うしかないが絶版のせいで6000円くらいする。これより圧倒的に面白い戦国ランスあたりが2600円で売ってるのにこれを買う気力はわかず、かといって1990年のゲームをやる気はないのでプレイ動画を見ることで内容を補完した。

 2010だけあって01より先にリメイクされた。なんでだったかは覚えてないけど多分人気投票不動の1位が2から出てくるせいだと思う。戦国より後の作品は基本抜けるレベルの絵にはなってるので02もちゃんと抜けると思う(プレイ動画にはhシーン映ってなかったからわかんない)。

www.youtube.com

 (一応OP キャラ紹介とか載ってる)

 

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魔法使いの少女4人の手によって、自由都市カスタムの町は都市全体が地下へと陥没してしまった。
元凶の少女たちを倒す依頼を受けたのは鬼畜外道のあの男、ランスだった。
ランスはカスタムの市民を救う……のはとりあえず置いといて、4人の少女たちへのお仕置きを目論み、4人と魔物たちが待ち受ける地下迷宮へと挑んでいくのであった。

  今度も小規模。前作の半年後、リーザス王国から南のほうにいった自由都市地方という小国の集まりの一つのカスタムという町が舞台。しかし今回のボスは前回と比べると悪役具合が飛躍的に上がり、王道(?)の勧善懲悪の話になっている。

 

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 マップはダンジョンをマスを踏んで進むシステム。マスごとに敵とエンカウントしたり罠マスだったりと目に見えないものが多い。前作と比べるとよくあるタイプなので操作もわかりやすいはず。

 

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 戦闘システムも同じく王道のコマンド選択式。必殺技の使用にSPを消費し、少し休むことでSPを回復できる。そしてキャラが複数になった上にステータスも攻撃力や防御力といったいつものパターンに戻っている。装備は強いものが出てくると自動で装備するシステムで前のは消えるため売ることはできない。

 

評価:?

 さっきもいったけどやってない。だから作業面が楽か苦痛かわからないので評価のしようがない(たぶん単調で苦痛寄りだけど)。ただプレイ動画は見たので客観的になら話せるのでその上で話すなら結構面白いと思う。途中主人公が交代するのはこの02唯一だが、ランスがいない状態で話が進むのは結構新鮮。シィルを寝取ろうとしてくる不幸な男バードくんっていう続編にも出てくるヒールキャラがいいスパイスになってる。

 あと当たり前だが4姉妹にフォーカスされているので好きな奴は頑張って買うべき(僕の推しは3から出てくるへっぽこ敏感魔人なので買いません)。ついでにあの不幸な悪魔が結構イキイキしてるレアシーンとか見れたりする。

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(てぇてぇなあ...なんか志津香ロリロリしてるけど)

 

 この話も10行あればあらすじまとまるのでやんなくても問題なし。このゲーム結構親切なので続編でそこそこ内容補完してくれるし。

 

ランス03~リーザス陥落~

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 同じくランス3(1991)のリメイク版。2015年なので9と10の間。当然画質はめちゃめちゃいい。そしてシリーズ初にして唯一のボイス付き。後ろのナンバーに行けば行くほどキャラが増えすぎて声を付けられないが03あたりならギリつけられる判断だと思う。古参向けに声無しにもできる。ただ結構イメージ通りの声なので一回聞いて合わないと思ったら切ればいいんじゃないかな。かなみとかめっちゃかなみしてる。そっちは本体よ!(分身失敗)(へっぽこ忍者)

 とりあえずopがめちゃめちゃかっこいいので見てほしい。

www.youtube.com

 (AND KANAMI KENTOUで爆笑した)

 

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LP2年、4月。
その日、東の大国リーザスの王都が陥落した。
侵攻軍は、皇子パットン率いる北の軍事大国ヘルマンの精鋭たち。
そして何人にも傷つけられぬ、
他を冠絶する力を持つ存在――魔人。
城は瞬く間に制圧され、
指揮を執るべき王女リアは囚われの身となった。
――リーザス、滅亡。

一夜にして過去の存在と成り果てたリーザスから、
ひとりの忍者が落ち延びていた。
手にするのはリーザスの国宝。
そして、王女からの最後の伝言。
一握りの最後の希望を抱えて向かう先は…
西の自由都市、アイス。

美女の事しか頭にない、あの鬼畜戦士の許だった。

  規模が国家間とかなり大きくなる。舞台は前作で出てきたリーザス王国と自由都市全域。敵はリーザスと山脈を隔てて隣り合っている軍事国家ヘルマン帝国の王子パットンとその仲間の魔人たち。今作で初めて出てきたこの魔人が今後の作品の世界観を一気に深めている。

 

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 マップは2種類あり、上のフィールドマップは単純に街やダンジョン間の移動をするためのマップ。ただしここでもエンカウントはあるので瀕死の状態でダンジョンから出て街に向かう途中でエンカウントなんてこともある。(セーブは街の中限定なので死んだら泣く)

 下のフィールドは01と全く同じ。複数あるパネルから一つ選んで一列一列進んでいき目的地のパネル(階段やボスなど)を目指す形式。ただし選ぶといっても真ん中・右・左の3枚から選ぶしかないので一番左から一番右に行くには何列かかかる。伏せパネルはエンカウントか宝物か罠で重要なパネルは最初から見えてるので安心。

 

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 戦闘システムは各キャラクターのスキルをスロットにセットして戦う形式。スキルは各キャラ4つまで覚え、レベルを上げることで解放されていく。一人で複数のスキルをセットすると部隊のキャラが減ってしまうので、攻撃を分散させたかったらできるだけ一人一つにし6~7人出すのがベター。

 

 基本的には一番前の敵を倒すと後ろのキャラが前に出てくるシステムだが、範囲攻撃スキルや遠距離スキルを使えば後ろの敵を先に倒すことも可能。また強力な技ほどクールタイムが長くなってしまうので、それに見合った効果かしっかり吟味しよう。クールタイム0の技は毎ターン無条件で打てるので優先的にセットしていこう。

 スキルには属性があり、相手の体力バーの下に「○○に弱い」や「○○に強い」と書かれているのでセットする際も同じ属性だけでなく複数の属性のスキルをセットすると弱点をつけたり耐性を避けたりできて効果的。

 

評価:★★★★☆

 めちゃめちゃ面白い。僕は01からやっててランスしかまともに動かせなかったのが結構不満だっただけに大量にキャラを使えるようになったのがかなりいい。戦闘システムのチップもあんまり好きじゃなかったので幅のあるスキル選択式になったのもでかい。

 シナリオも規模が大きくなりいろんなキャラの魅力が出てくるようになる。とりわけ男組がかっこいいやつが多くて好き。(パットンとかアイゼルとか)そしてなんといってもサテラちゃん初登場ですね。Hシーンはマグナムまでお預けだけどそれでもボイス付きで出てきてめちゃめちゃ好き。かわいい。んゆーっ!!

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(ツンツンしてる。かわいい。好き。)

 話も格段に面白い。今までのが町規模だっただけにランスくんが好き放題しながらリーザスを解放していく様は痛快。序盤は取られたリーザスの国宝を取り返す話、中盤はリーザスを占領しているヘルマン軍との戦い、そして終盤は無敵結界とかいう人間じゃ傷つけられない小学生が考えたみたいなバリアを持っている魔人たちとの戦いと非常に濃厚。ラスボスの強さも圧倒的に上がっており、倒したときの達成感はすごい。

 

 やりこみ要素は図鑑埋め以外にTOWERという難易度の高いマップ攻略があり、各フロアの突破報酬に本来のスキルレベル上限のLv5を超えるLv6のスキルがもらえたりする。とはいえやりこみ要素はこれくらいなので周回するメリットはない。

 

 ランスのHCGは声が付いてないのであんまり抜けないのだけどこの03には声がついているため普通に抜けると思う。特に今作は見当かなみにフォーカスされておりかなみ好きにはかなーりありがたいCGが多い。ニヨニヨ動画のやつはレジェンド。

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(架空の世界にやってきた設定。この後めちゃくちゃry)

 

 01、02と違い内容が濃いうえに今後のストーリーにめちゃくちゃ影響してくる話なのでランスシリーズやるなら絶対やるべきゲーム。面白いので買って後悔無し。

 

ランス4~教団の遺産~

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 1993年のゲーム。リメイクを作るかもといわれているが未だ作られず。そういうわけでこっから先のゲームはめっちゃ古くなる。先述したがこれはフリー配布対象のゲームなので無料でプレイ可能。ただやっぱり古いので僕はやってないです。(プレイ動画は見た)

 

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リーザス解放戦の果てにヘルマン軍や魔王ジルを倒し、リーザスを救ったランスだったが、油断からジルの最後の抵抗を受け時空の狭間へと引きずり落とされてしまう。時空の狭間の中、ランスを追って来たシィルとHしながら2人漂っていた時、目の前に光の神を自称するGODが現れた。前作の悪魔の通路で、GODのブロマイドである「神様プレート」を踏んでしまったランスは、GODの腹いせによって素っ裸な上にレベル1に戻された状態で、どこなのかも分からない場所へと吹っ飛ばされてしまい、リーザスでは行方不明として扱われてしまうのだった。飛ばされたランスが目を覚ました場所は、緑豊かで空が青く穏やかな草原だった…。

一方、ヘルマン軍の第3軍によるリーザスの侵攻に失敗してしまったヘルマン帝国ではヘルマン皇帝が死去。その娘であるシーラ・ヘルマンが新皇帝へ即位。また同時にリーザスでも、リア・パラパラ・リーザスが新女王として即位していた。ヘルマン評議会で評議委員を務めるビッチ・ゴルチは、リーザスの上空に浮かぶ浮遊大陸「イラーピュ」の探索を提案。自分の家のメイドで考古学に強いメリム・ツェールがイラーピュの正体に気づいたため、自ら指揮を執り手柄を立てるつもりでいた。評議会のパメラ・ヘルマンはこの提案を許可。メリムによる調査の結果、遺跡に隠されたある装置を作動させる事に成功。それに歓喜するビッチ・ゴルチは部隊の進軍を命令し、ビッチを指揮官とした浮遊大陸調査部隊はイラーピュへと旅出った。

これが、闘神都市「ユプシロン」を巡る戦いの始まりとなった…。

  前作の続きなので所々3(03)をやっていないとわからない部分があるが、そういうものだと思えば4からプレイすることも可能。舞台は自由都市上空に浮かぶ浮遊都市イラーピュ。闘神都市Υ(ユプシロン)とも呼ばれ、アリスソフトの作品「闘神都市シリーズ」へとつながっていく最初の話。

 

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 マップは02と同じでマップ内を1マス1マス進み敵とエンカウントしたりしていく形式。シンプルだが結構めんどくさいタイプでもある。

 

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 戦闘システムはタクティクスRPG。キャラごとに進めるマスの範囲が決まっており、敵と隣接したマスに行かないと攻撃できないキャラや遠距離攻撃できるキャラなどがいる、戦略性が高いシステム。

評価:?

  やってない(古いので)。やっぱりプレイ動画はみたのでそのうえで話すとシナリオはグッド。規模は前作より小さくなっちゃうけどそれでも聖魔教団っていう後々よく出てくる古代文明を築いた集団の話だけに十分深みがある。

 ゲームシステムは流石に古すぎるので今やるゲームじゃない。作業も多くひたすら単調だと思う。

 

 グラフィックに関しては昔のゲームなのでやっぱり古く感じる。ただ当時の最新技術で作られており要求されるPCスペックもバカ高かっただけあってドット絵の完成度はめっちゃ高い。むちゃくちゃぬるぬる動いててかなり感動する。CGも味のある絵だと思えばマイナスではなくむしろプラスかも。

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(2人を探しに飛行艇を作って飛んでくるリーザス組。このCGめっちゃ好き。)

 

 これもストーリーがかなり重厚なのでやっておいたほうがいいがいかんせん古すぎるゲームでシステムも単調なので、ひつじ小屋別館のダイジェストを読んでおくかプレイ動画を見るのがいいかも。もちろんプレイするのも全然あり。

 

ランス4.1~お薬工場を救え!~/ランス4.2~エンジェル組~

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  1995年のゲームで、小数点がついてることからわかるようにかなり短めのシリーズ。ただし正史扱いの上に今後出てくる新キャラも3人ほどいる。4と同じくフリーソフトなので両方無料で遊べる。当然やってない。(そしてプレイ動画は見た)

 

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ランス4.1

闘神都市の事件からしばらく経ったLP2年10月の話。

ランスはいつものように働きもせずに女遊びに夢中になって遊び呆け(参考「ランスの一日」)、派手に金を使う生活を続けていた。結果、気づけば家に金がほとんど無い状況。仕方がないのでいつものように嫌々キースギルドから仕事を貰おうと重い腰を上げる事にした。

しかし前回の闘神都市での闘神Υとの戦いでシィルが危険な目にあった事から、ランスはシィルに家で留守番をさせ、代わりにあてな2号を冒険のお供に連れて行く事にした。

今回請け負った仕事は冒険でおなじみのあの世色癌の製作元ハピネス製薬からの依頼。内容は2週間ほど前に突然工場の地下に発生した洞窟の探索と、そこから現れるモンスターの退治。

モンスター発生の原因を解決した者のみに与えられる15万GOLDと言う破格の成功報酬を頂く為、ランスとあてなは捜査を開始するのだった。

ランス4.2

ハピネス製薬を襲撃してきた謎の組織エンジェル組。ランスはその襲撃である一人の女の捕縛に成功する。彼女の名はパーティ。敵幹部の一人、エンジェル組うさぎさんチームの隊長だった。ランスはハピネス製薬から更に大金をせしめる為にエンジェル組の壊滅を決意する。

ランスは言裏と共にパーティにHな拷問をして情報を吐かせると、仲間に加わったキサラ・コプリを加え、敵の秘密基地があるというロマンス公園の探索に向かうのだった。

  話の規模がさらに小さくなり、ランスくんの出稼ぎ話になる。まあナンバリングが小数点の時点でそういう話になるのはしょうがない。そして大正義シィルまさかの留守番。4で仲間になったあてな2号とふたりで出かけるけど、ここではシィルがいかに外付け良心回路として機能していたかが伝わってくるくらいランスくんのゲスっぷりが光る。

 

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 マップは手書きマップ(あてな2号作)を歩きながら埋めていくタイプ。めちゃめちゃアバウトでちょっと面白い。もちろんエンカウント式。

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 戦闘システムはパワーを使ってコマンドを選択していくタイプ。パワーは自分のターンが来ると10回復する仕様で、大技を打つときは待機で貯めてから使っていこう。

 体力の概念が元気さを表す体力(上の〇)とHP(下の数字)を表す体力の二種類がある。数字のほうが消えると戦闘不能になり、〇のほうが誰か一人でも0になるとゲームオーバーになる鬼畜仕様。(ちなみにHPのほうはシィルが留守番してるせいで全然回復手段がない)

 また複数キャラがいるがランスしか動かせず他のキャラは勝手に行動する。

 

評価:? 

 やってない。感想書くとか言ってやってないゲームのほうが多いのは正直申し訳ないです。ただこれ以降のナンバリングは全部やったのでまかせといてください。

 プレイ動画見た感想はかなりギャグに寄せてるサイドストーリー感。さっきも言ったけどシィルがいないせいでランスくんの外道っぷりが際立つ。不幸男バードくん2回目の登場だが、ランスくんが実行したバード変態プロジェクトは正直可哀想だった。気になる人はやるか動画を見るかしようね!

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(ピンク仮面...いったい何者なんだ....。)

 

 正史扱いだが今後絡んでくるのは以降のナンバリングで出てくるここで出てきた新キャラ3人の解説くらいなのでやらなくてOK。あらすじすら読まなくても問題なし。ぶっとんだランスくんが見たい人だけやるのが板。

 

ランス5D~ひとりぼっちの女の子~

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 2002年のゲーム。4.2との間に開発された鬼畜王ランスがあまりにも出来が良すぎてハードルが上がった結果3度開発が頓挫し、さすがに出さないわけにはいかないとのことで4度目の正直として5Dという名前を付けた。8~10時間あれば全クリできるくらいのボリュームの少なさだがそれゆえのロープライス(定価2800円)で、業界では初の試みだったらしく以降のロープライスゲーに影響を与えた一作でもあるらしい。これはやりました

 

 全6章のゲームで章毎にセーブが入るが逆に言うと章が進まないとセーブしないのでGame Overしたらその章の頭からやり直しになる。(10敗)

 ちなみにこのゲームありとあらゆる要素が運で決まるため究極のお祈りゲーである。(なんか聞いたことあるフレーズですね Kappa)

www.youtube.com

(デモムービー。最初のよくわからんのはスルーしていいです。)

 

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浮遊大陸イラーピュにてランスと仲間たちが闘神ユプシロンと死闘を繰り広げてから数か月後……。

鬼畜戦士ランスとその奴隷のシィルはキースギルドの依頼を受けてあるダンジョンを探索していたところ、迷子になってしまった。
お供のあてな2号ともはぐれて不思議な空間を彷徨う中、二人が深い霧を抜けると突然JAPAN風の城下町が現れた。

果たして城には何が待っているのか?
ランスたちは無事におうちに帰れるだろうか?

  今回も話の規模は小さめ。ここでJAPAN(日本ではない)というリーザス自由都市の東側の小国の話が出てくるがそこが舞台というわけではなく、JAPAN風の不思議な城下町にランス一行は迷い込むことになる。

 

 

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 マップは画面にいろいろな画像(ここでは洞窟や本、そしてシィルやランスなど)が出てくるのでクリックして調査し進めていくシステム。その場面でやるべきことをすべて済ませると左上の移動が解禁されるようになるのでいろいろクリックして調べよう。

 何らかのアクションを起こすたびに左上の数字が一つずつ増え、5を超えると上のTimeバーを一つ消費し0に戻る。Timeバーが消えるとGame Overなので調べすぎにも注意。(Timeバーは章が1個進むと全回復する)

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 移動はなんとルーレットで決まる。ゲームを進めるにはイベントマスを踏む必要があり、1回目で踏むのはほぼほぼ不可能。何回か回すことでイベントマスが増えるので5~6回してから狙いに行こう。

 

 また回す度にTimeバーを一個消費するので移動のたびに10回以上すると結構危ない。ゆっくり移動や慎重に移動を使うとTimeバーの消費が星の数だけ増えるがその分一回で選べるマスが増えるのでイベントマスを増やしたあとに複数マスで狙いに行くのが板。

 また三連続で同じマスを踏んだ時はボーナスが発生するので狙ってみよう。

 

 EVパネルやTRパネルはマップ捜査で見つけたりトレジャーマスで手に入れることができ、使用すれば全マスがそのマスに変わる。(ただし連続扱いにはならないので注意)Timeバーが少なくて失敗しそうなときにEVパネルを使うのがおすすめ。

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(宝箱開けるのも指定の回数以上〇が出るかにかかってる。画像は3回を超えればいいので楽だがこれが7回とかになるとまじで開けられない。下の使い捨ての鍵使えば関係なく開けられます。)

 

 

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 戦闘パートはこれまたサイコロで全部決まる。だから攻撃したいのに防御したり回復したいのに攻撃したりするランダム性の高さがウリ。一応どの技をどの目にセットするかは自分で決められるため全部攻撃にすれば何が出ても必ず攻撃するようにはなる。

 

 また同じコマンドを重ねると進化し、攻撃01→攻撃02、炎の矢→Fレーザーと威力が上がるので同じコマンドを持っているからって廃棄するのはやめよう。(僕がこれに気づいたのはラスボス手前だったのでほぼ全部初期技でラスボスに挑む羽目になった)

 

 ランスには捕獲スキルがあり、女の子モンスターの体力を一定値まで減らすと捕獲できる。他のシリーズと違うのは捕獲したらそのまま味方キャラとして運用可能で、キャラによってはあてなやシィルよりも優秀なものがいるので結構楽しい。(即死スキル持ちのキャラがボスまで即死させるのはちょっと問題あると思うけど)あと不細工な女の子モンスターを捕獲すると即Game Overなので注意。

 

 目虫というアイテムでサイコロの出目を片寄らせることができるので、手に入れた目虫の数字に強力な技をセットしよう。ただしもちろん相手のコマンドもその目に寄るので相手まで強力な技がその目にセットされていると逆にピンチになるかも。

 また戦闘が長引くとTimeバーを消費しだすので回復戦法をやりすぎるとすぐGame Overになる。

 

評価:★★★★☆

 すべてがランダムに決まるのは意外と面白かった。頭を使うのはマップ探索の時くらいで戦闘面はひたすら画面の前でお祈りしてたけど感情が揺さぶられる。全然攻撃の目を引かずにGame Overすると、章毎のセーブゆえ章の初めからやり直すせいでせっかく捕獲した女の子モンスターが消えたりするけどそういうものだとおもえば結構楽しめる。(HSプレイヤーなのでRNGでは炊きません Kappa)

 

 特に女の子モンスターを戦闘でガッツリ使えるのがかなり良かった。シリーズやってていっつも思ってた「なんで捕獲した女の子モンスター使えないねん」という不満を解決してくれたからね。

 

 ストーリーはまあしょぼいけど以降の作品でメインヒロイン張ってくるリズナとコパンドンの魅力はしっかり描かれててよかったです。リズナかわいいよリズナ。(6のリズナは触覚がなんかキモくて悲しかった) あと以降のシリーズじゃ全然出てこないけど復讐ちゃんっていう結構人気あるキャラも出てきます。

 HCGは正直そんなにしこれない。2003年はまだ古いです。

 

 そしてなんといっても戦闘BGM(通常・ボス戦両方)がめちゃめちゃかっこいい。特にボス戦BGMはめちゃめちゃ好きなので激推しします。

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(通常曲。後半のギターが痺れるぐらいかっこいい。)

 

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(ボス戦。すべてがいい。ランスBGMで一番好き。)

 

  以降のナンバリングでガッツリかかわってくる二人のキャラの初登場作品なのでやったほうがよさげ。まあストーリーは激浅なのでやらなくてもいいけど。

  

 

 

 以上ランスシリーズの紹介①でした。②は6~10を書く予定。ナンバリングが後半のほうが面白いのが多いので次が本命です。